【かごの中の瞳 】All I See Is You

2016年　アメリカ

ブレイク・ライヴリー
Blake Lively

ジェイソン・クラーク
Jason Clarke

サスペンス映画久しぶりに見ました。

大好きなブレイク・ライブリーなので

魔が指して。

普段はほんとんど

ハッピーエンドのラブコメしか見ません。

暗い悲しい映画を見ると引きずるタイプ。

家事、仕事に支障が出ます笑

人が死ぬのも苦手。メンタル弱っ。

この映画は映像が綺麗でそして暗〜い。

抽象的な画像や物凄いアップなどもあり

何か起こりますね‥起こるんでしょうね‥

という感じが最初から漂っています。

ストーリーは

小さい頃に事故で視力を失った妻と

それを支える優しい夫。

そんな中、手術が受けられる事になり

妻の視力が回復する。

今までの人生を取り戻すかのように

お化粧したり、髪色を変えたり

服装も派手になり

奔放な行動も増える妻。

自分がいないと生きていけなかった妻。

自分の側でだけ行動し、弱く、

大人しかった妻が

どんどん変わっていく事に

ついていけず焦りを感じる夫。

不安がつのった夫がとった行動は‥

ブレイク・ライブリー、美しい！

視力を失っている前半は

服装もかなり地味なのですが、

それでもとても美しい！✨

見て良かった映画の一つに

なりました。

これから映画を見る方は

この先は読まずに〜

ここからネタバレもありますので

ご注意下さい！

↓↓↓↓↓↓

映画では、目が見えるようになった時、

夫の容姿が思っていたのと違い、

妻ががっかりするというシーンが

あるんですけど

ジェイソン・クラークさん

不細工じゃないので、

あー、気持ち、わかる〜

とはなりませんでした笑

尽くしてもらっているのにー

あの反応は酷すぎる。

まあ、もっと酷いのは夫の方なんですけど‥。

視力失っていた頃の２人に戻りたい夫、

妻の目薬に細工をするんですけど、

これ、なかなかできない事ですよね。

彼女の苦労をそばで見てきただけに。

歪んだ愛情恐るべし。

前にドラマで見たのですが、

わざと子供に悪い薬を飲ませて

献身的に看病する母親を演じ、

周りの人から優しくされる事に喜びを

見出している母親。

そんなのもありました。

歪んでいる。恐ろしい‥。

この映画の夫も

見えるようになったとはいえ、

まだ視力の低い妻に

鼻毛が出ていても教えてあげないとか

鼻く⬜︎ついてても教えてあげなーい、

ぐらいの事だったら、

可愛い焼きもちで済んだのに‥。

病的に暴走してしまいました。

決定的な証拠というか、

夫が悪事をおこなっている

直接的なシーンは無かったりします。

妻と同じ気持ちで、

これってそういう事よねと、

見ている側にも突きつけられていきます。

そこがとても良かったです。

終盤のシーンで、

しっかりと夫と目を合わせて

ステージで歌う妻。

「ほんとうは見えてるの」というメッセージ。

悲しげな美しい瞳。

全てを悟る夫。

映画のラストは

出産シーンでした。

私は勝手に、奇跡的にできた

夫との子ではと思っているのですが。

どうでしょう？

口直しにアホっぽい明るい

ラブコメが見たくなりました〜